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あの「MagSafe」がiPhoneで復活、Watchも同時に充電(2/2) | BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報

(前回からのつづき)2016年にMagSafeはAppleのMacBookのラインナップから消えてしまったが、マグネット式充電コネクタのコンセプトを放棄することはなかった。ーーそう、Apple Watchを充電するためのシンプルで白いプラスチック製のパックを使ったアレだ。

ウェアラブルは1日に1回しかユーザーの手首から外さないので、ユーザーは小さなバッテリーに必要な2時間の充電時間を考えたり、1日の始まりに充電ドックからWatchを苦労して取り外したりすることなく、簡単に充電できるようにしようというのがこのアイデアだった。本質的な視点で言えばAppleは、小さなデバイスのバッテリーサイズを感じさせない手段としてこの低摩擦な充電ソリューションを採用している。

この新たな充電器は新しいiPhone内部に設置されたMagSafeで動作するだけでなく、正しい位置にくっつくための磁石を仕込んだ49ドルのクリアケースとシリコンケース、およびカードを入れることのできる59ドルのレザーウォレットと互換する。さらに、MagSafe Duo Chargerは、iPhoneとApple Watchの同時充電をサポートしてくれる。どうやらこちらは最初のアクセサリー群が公開された後に詳細がでてくるようだ。持ち運びに便利に設計されており、充電ケーブルは1本で2つに折りたたむことができる。一方、現時点でのプレス発表時には価格は明らかになっていない。

あの「MagSafe」がiPhoneで復活、Watchも同時に充電(2/2) | BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報

そしてサードパーティたちは家庭やオフィス、そして車で利用可能なiPhoneのマグネット・アクセサリーを開発中で、数社についてはオフィシャルのアクセサリーに比較して進んでいるという話だった。

AppleはオリジナルのMagSafeについて特許を保有しており、勝手に複製しないよう目を光らせている。一方で、Belkin(ベルキン)のようなサードパーティー開発企業に対してMagSafeのライセンスを提供しており、その技術に基づいて車載アクセサリーやデスクトップ充電器のようなものが開発可能となっている。自社とサードパーティーの製品によって、MagSafeはAppleユーザーのみならず、モバイル業界全体に対して新たなレベルでこのマグネット式の充電ソリューションの興味喚起を巻き起こす可能性が出てきたのではないだろうか。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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