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lifehacker lifehacker LifeHacker LifeHacker Windows 10を初期状態に戻す6つの方法|再インストールは不要

Windows PCを初期状態に戻す最も簡単な方法は、PCの中身を完全に消してしまうことです。しかし、Windowsを再インストールしたくない場合、どうすれば良いのでしょうか。

幸い、最後の手段は使わずにPCからバーチャルのクモの巣を取り除く方法はたくさんあります。

Windows10を再インストールせずにPCをリセットする方法を見ていきましょう。

目次

1.Windows 10の「個人用ファイルを保持する」機能を使う

2.Windowsの「復元ポイント」を使って過去の状態に戻す

3.不要なプログラムとブロートウェアをアンインストールする

4.Windowsのレジストリをクリーンアップする

5.起動を遅くする重いプログラムを無効にする

6.Windows 10のOSをデフォルトに戻す

Windows 10の「個人用ファイルを保持する」機能を使う

Windows 10には、大切なファイルに影響を与えずに工場出荷時の状態にリセットする機能があることをご存知でしょうか。

これは、Windows10を丸ごと再インストールせずにPCをクリーンアップできる便利な方法です。

「個人用ファイルを保持する」は、技術的にはWindowsを再インストールしますが、「ソフトな再インストール」という感じです。

システムファイルはすべて再インストールされますが、個人用ファイルはそのままキープされるので、後ですべてのプログラムとデータをダウンロードし直す必要はありません。

Windowsの「復元ポイント」を使って過去の状態に戻す

Windows 10には、過去の時点にリセットする機能があります。これは「復元ポイント」と呼ばれ、PCに問題が発生する直前の小さなチェックポイントまでPCを戻すと思ってください。

PCの製造元が、PCが購入されるときに復元ポイントを仕込んでいることがあります。この復元ポイントは、PCを工場出荷時の既定値に戻すように設定されているため、Windowsを再インストールしなくてもPCを初期の状態に戻すことができます。

この方法の唯一の欠点は、この機能を使用するには、過去に作成された復元ポイントが必要な点です。

PCに既存の復元ポイントがあると思う場合は、こちらの過去記事で復元ポイントの使い方の詳細を確認してください。

>>参考例:HPのパソコンで復元する方法

不要なプログラムとブロートウェアをアンインストールする

PCに保存されているソフトウェアが徐々に増えてくると、PCのパフォーマンスが低下する可能性があります。PCには、「ブロートウェア」と呼ばれる不要なソフトウェアがプレインストールされていることがあります。

そのため、まずは不要なプログラムのアンインストールから始めることをお勧めします。たとえば、Windows 10ではブロートウェアを簡単に削除できるため、使用しないものはすべて削除した方が良いでしょう。

ほとんどのプログラムは、Windowsのコントロールパネルにある「プログラム > プログラムと機能」のツールを使ってアンインストールできますが、中にはアンインストールされることを頑なに拒むものもあります。

Revo Uninstallerなどのソフトウェアを使うと、そうした厄介なプログラムを根絶してくれます。

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Windowsのレジストリをクリーンアップする

プログラムは、いったんアンインストールすると、完全になくなると思われがちですが、実は必ずしもそうではありません。

Windowsには、インストールされているプログラムに関する情報を含むレジストリと呼ばれるデータベースが含まれています。

プログラムをアンインストールすると、理論的にはプログラムのレジストリも削除されることになりますが、常にそうなるとは限りません。レジストリが増えるとパフォーマンスが低下することがあるので、クリーンアップすることをお勧めします。

もちろん、レジストリにアクセスして、表示されているものをすべて削除するのは良くありません。削除する必要があるものと無いものを識別できる無料ソフトのレジストリクリーナーを使用しましょう。

ただし、専門のソフトウェアでも間違うことがあるので、注意してください。

レジストリを削除したせいで問題が生じたら修正できるように、必ずバックアップを取っておきましょう。

起動を遅くする重いプログラムを無効にする

不要なプログラムをアンインストールした後も、PCの起動時に実行しようとするプログラムが多すぎると、起動に時間がかかるという問題が残ることがあります。

一部のプログラムを無効にするには、「CTRL + SHIFT + ESC」を押してタスクマネージャーを開き、「スタートアップ」タブに行くと、PCの起動時に読み込まれるプログラムが見られます。

タスクマネージャーの「起動時の影響」というラベルの付いた列は、各プログラムがPCをどれだけ遅くするか示しています。

ここに気に入らないプログラムがあるときは、それを右クリックして「無効化」を選択すれば無効にできます。

本当は有益なプログラムなのに間違って無効にしてしまったときは、いつでもタスクマネージャーに戻って、プログラムをもう一度有効にしましょう。

Windows 10のOSをデフォルトに戻す

PCを何年も使用していると、Windowsの重要な機能に変更を加えることがあります。デフォルト設定に復元できるWindowsの機能をすべて網羅することは困難ですが、変更されることが多く簡単に復元できる機能をいくつかご紹介します。

Windows Defenderファイアウォールのオプションは、Windows 10の検索バーに「ファイアウォール」と入力し、「ファイアウォールとネットワーク保護」が表示されたら、それを選択すると出てきます。

このウィンドウの下の方に、「ファイアウォールを既定値に復元する」というオプションがあります。これをクリックすると、すべてを初期状態に設定できます。

ファイアウォールのルールに特定の変更を加えた場合は、デフォルトに戻さない方が良い場合もあるので注意しましょう。それでもファイアウォールを復元したい場合は、カスタムルールを書き留めて、後で復元できるようにしてください。

スタートバーに「ファイルとフォルダーの検索オプションの変更」とタイプして表示されるエントリーを選択することで、ファイルエクスプローラーをデフォルトにリセットできます。

「既定値に戻す」のボタンは、「全般」タブの下の方にあります。

Windowsのコントロールパネルの「デバイスとプリンター」のセクションは、使用されなくなった周辺機器のハードウェアを削除したいときに使用します。

たいていは、パフォーマンスに影響は出ませんが、古いプリンターをいくつか削除すると、たとえば、印刷がより直感的になるなどの利点があります。

徹底的なクリーンアップはWindows 10のディスククリーンアップ・ツールで

上記でご紹介した手順に従うと、PCはほぼ新しい状態に復元されます。

ただし、Windowsを再インストールした場合ほど完全ではありません。マルウェアに攻撃された後でPCを復元しようとしている場合は、このプロセスはお勧めしません。

単にPCのスピードを速くしたい、不要なプログラムで散らかっている状態を何とかしたい、新しいユーザーのためにPCをきれいにしたい、という場合は、上記の手順で十分です。

しかし、もっと徹底的にPCをクリーンアップしたいなら、Windows 10には独自のディスククリーンアップ・ツールがあるので、それを使うと、さらに多くのスペースを空けることができますよ。

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Image: MakeUseOf

Source: HP, Revo Uninstaller

Original Article: How to Clean Up Your Computer to Its Original State (Without Reinstalling Windows) by MakeUseOf

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