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isai発売直前記念企画 携帯研究家山根博士がLGスマホの歴史を振り返る

2007年、Symbian OSでスマホに参入
同年のKS20はプラダなデザイン
ソーシャルスマホの元祖が2008年に登場

<2008年もLGエレクトロニクスはまだまだフィーチャーフォンが売れまくっていました。特に2006年のチョコレートフォン、2007年のViewty、2008年のSecretなど美しいデザインとおしゃれなニックネームの携帯電話が世界中でヒット。スマートフォンへはまだあまり深く注力はしておらず、この年に一番目だったのは横に開くQWERTYキーボード搭載のSymbian端末、KT610でした。このスタイルはノキアの製品がビジネス層を中心に人気でしたが、KT610は若年層を狙った端末。ジーンズのうしろポケットに入れておき、メールの返事をしたいときはさっと取り出してキーボードを開いて入力。いまで言えばソーシャルサービスの利用を手軽にしてくれる製品だったのです。

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Android元年となった2009年

<2007年の初代iPhone、そして2008年に登場したiPhone 3Gはグローバルの携帯電話市場に大きな激震を与えました。iPhoneに対抗すべく、グーグルも2008年にAndroid OSを発表し最初の製品であるT-Mobile G1を発売しましたが、LGエレクトロニクスの同OS採用端末の導入は2008年から。最初の製品のGW620はG1譲りのスライドキーボードを搭載しており、ディスプレーはHVGA、Android 1.5を採用していました。この時代はもちろんまだOptimusブランドではなく、同社のスマートフォンは型番にGWをつけて区分されていました。

ブラックベリー対抗製品も登場
Optimusブランドがついに登場した2010年

<2010年はスマートフォンラインナップを一気に入れ替える年となりました。いまではおなじみとなったOptimusのブランドもこの年から登場。その最初の製品はOptimus GT540。ピンクを含む4色のカラバリや曲面を大きく取り入れたカジュアル感ある本体デザインはスマートフォンユーザーを大きく広げました。

Windows PhoneもOptimusブランドで投入
世界初のデュアルコアCPU搭載、Optimus 2Xも登場

<2010年末にはCPUにTegra 2を搭載したOptimus 2Xが発表されました。スマートフォンもついにPCのようにCPUの性能が重視される時代が早くもやって来たことになります。Optimus 2Xのデュアルコア1GHzのCPUには無限の可能性が感じられたものです。

ブランドスマホを強化した2011年
初物づくしの2012年、4:3画面のOptimus Vuが話題に

<2012年は同社として初めての試みを製品化した製品が次々と登場しました。ファブレットブームが流行の兆しと見るや、4:3のアスペクト比で電子書籍が読みやすく画面をワンタッチでキャプチャーし手軽にメモを書き込めるOptimus Vuを発売。日本では漫画とのコラボモデル、Optimus Vu L-06D JOJOも登場するなど大きな話題になりました。

初のNexusシリーズが登場
2013年ベストスマホの声が高いLG G2
KDDIとの本格的な協業モデル、isaiが新たな時代を作る

(2013年11月7日17時20分追記)LG G2の製品名を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。