配信
20コメント20件テック企業で働くエリカ・ホーンは、アメリカ南西部を旅しながら、リモートで働いている。
※この記事は2021年7月3日の記事の再掲です。エリカ・ホーンは、中古のメルセデス・ベンツ・スプリンターを2万5000ドルで購入し、キッチンと寝室と2台のベッドを設置した。【全画像をみる】サンフランシスコの家賃が高すぎて…バンを改造してノマドワーカーにホーンは、アリゾナ州、カリフォルニア州、ユタ州などの美しい場所から、リモートで仕事している。彼女はサンフランシスコの賃貸住宅の「悪循環」に戻るつもりはない。33歳のあるテックワーカーは、サンフランシスコの高額家賃の生活を捨て、中古のバンで働きながら移動しており、アメリカ横断の冒険を始めたばかりだとInsiderに語った。エリカ・ホーン(Erica Horn)は、デベロッパーにマップ制作を支援するプラットフォーム企業、マップボックス(Mapbox)のアカウントマネージャーで、新型コロナウイルスの第1波が襲来した2020年春に、2年落ちの中古のメルセデス・ベンツ・スプリンターを2万5000ドル(約275万円)で購入し、改装することを決めた。ホーンは2020年7月、走行距離が10万マイル(16万km)のバンを地元のパン屋から購入するため、ローンを組んだ。「パン屋を経営しているその夫婦はとてもいい人たちで、私の計画にワクワクするからと、安い値段で売ってくれた」と、ホーンは話した。ホーンは、事業を始めたばかりの2人の業者と父親の力を借りて、現金と貯金から約3万5000ドル(約385万円)を費やし、6カ月に渡ってバンの改装を行った。バンは、ベッド、キッチン、シャワー、トイレ、ゲスト用のベッドになるソファを設置するのに十分な広さがあった。彼女は、1人の人間が暮らすのには十分なスペースがあると語った。だがこの改装は、この先も継続するプロセスだと彼女は付け加えた。「けっして終わることはない!」Erica Hornホーンは、バンで生活することの第1の目標はお金を貯めることだ、と語った。「私は、サンフランシスコの高い家賃に振り回されて家を所有する機会が遠のいていくという悪循環に疲れていた。なので今は、家賃に使っていたお金をすべて貯金と退職金口座に振り分けている」ホーンはこれまでに、アリゾナ州、ユタ州を旅しており、気候が温かくなって、パンデミックの規制が緩和されれば、オレゴン州やワシントン州へ向かう予定だ。「仕事中、ノートパソコンの向こうに山や海岸線を見ると、とても幸せに感じる」と、彼女は語った。「行きたい場所にどこにでも出かけられて、家とお気に入りのものも一緒であることが、気に入っている。家にいることが大好きだけど旅行にも行きたいという私のような人にとって、最高のバランスだと思う」と、彼女は話した。彼女は、水やプロパンガスを探したり、運転中にバンの中で物が動いて壊れないように気を付けることなど、以前の暮らしに比べて、一日の中で決断することが多くなったと語った。「静かで美しい場所を仮住まいにできるのなら、でこぼこしたストレスの多い道を走ってきた甲斐がある」と彼女は話した。Erica Horn一番の問題は、安定したインターネットへの接続環境だ。「9時から5時までセールスフォースのページとビデオ会議に縛られているということは、強力な通信環境が必要だ」と彼女は語った。彼女は携帯電話をアップグレードし、無線LANルーターとブースターを購入して、安定した通信環境を得られるようにしている。寂しさも、バン生活の大きな問題の1つだという。「1人でいることは、それが必要なときには、すばらしいこと。でも社交的な気分になっても、友達に電話して家に呼べないのはつらい」彼女は将来、このバンを売るか貸す可能性があると言う。「いつなのか、わからないけれど」と、彼女は話している。[原文:Sky-high California rents persuaded a tech exec to live in her $25K secondhand van and work remotely from national parks. Take a look at her new nomadic life.](翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)
Anna Cooban
最終更新:BUSINESS INSIDER JAPAN