CMOSセンサー設計の格科微、21年12月期は粗利率向上で大幅増益 (2022年3月1日) - エキサイトニュース
上海証券取引所の科創板に上場している半導体メーカーの格科微有限公司(688728/上海)が27日に2021年12月期の業績速報を発表し、増収増益となったことを明らかにした。同社は2003年設立で、21年8月に上海科創板に上場した。中国の業界をリードするCMOS画像センサー半導体チップ、ディスプレイドライバチップ(DDI)の設計企業で、製品は世界のスマートフォン、ウェアラブル端末、モバイル決済端末、タブレットパソコン、ノートパソコン、デジタルカメラおよび自動車電子などの分野に広く利用されている。速報によれば、2021年12月期の売上高は70億56万元で前期比8.44%増、純利益は12億5866万元で同62.78%増となった。増収増益となった要因について同社は、2021年の半導体業界が好況で、自社製品の設計、主要製品の市場シェア、サプライチェーンの国産化といった点で強みを発揮するとともに、製品構成の最適化を積極的に進め、主要製品の単価上昇、総合的な粗利率の上昇によって利益水準の持続的な向上に繋がったとしている。また、注文状況が好調で主要製品の生産ラインがフル稼働状態だったことも、粗利率が高まった要因の一つとして挙げた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)編集部おすすめ
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