• 記事
  • 日本NCR、次世代店舗を支える統合基盤「NCR コマースプラットフォーム」を発表 - クラウド Watch

日本NCR、次世代店舗を支える統合基盤「NCR コマースプラットフォーム」を発表 - クラウド Watch

NCRのミッション「RUN the X」

 今回の発表は、「世界のレストラン・小売・銀行の円滑な事業の運営と継続を全面的にサポートする№1テクノロジープロバイダーとなる」という、NCRのミッション「RUN the X」にのっとっているという。

NCRのMission “RUN the X”

 デジタルとリアル店舗の融合は多くの企業が標榜しているが、米国の4大銀行など、店舗を展開する小売・銀行・外食業を顧客に持つNCRでは、デジタル社会が進展した結果、実店舗の価値が再定義されていることに着目。顧客とのエンゲージメントを高める場として、あるいは、ECサイトで注文した商品を受け取るといった配送や物流の拠点としても、店舗の価値が見直されていることなどを挙げ、実店舗の存在価値が再度高まっていると指摘する。

日本NCR、次世代店舗を支える統合基盤「NCR コマースプラットフォーム」を発表 - クラウド Watch

 またコロナ後を見据えて、店舗の従業員を接客など店舗本来のビジネスに集中させることの必要性や、店舗内にタブレット、デジタルサイネージなどのデジタル機器が多数設置され、システムが複雑化している中で、顧客体験価値をどのように向上させるのかといった点を課題として挙げる。

 「課題を解決するためには、必要なサードパーティを包含した確かなインテグレーション機能と、すべてのテクノロジーをオペレーションとつなげてカバーするトータルなサービスが必要。こういったものをつないでいくことで、お客さまの成長を支援していく。それを実現するのがNCRコマースプラットフォームだ」(小原氏)。

“RUN the X”設定の背景“RUN the X”の提供価値

 RUN the Xを実際のビジネスとして展開するために、日本より数年進んでいる欧米のナレッジを「aaSプロダクト」に集約し、ベストプラクティスとしてコンサルティングにより提供していく。

 小原氏は、「実は、発表会を行った2月24日は、102年前に日本法人が発足した記念日となる。NCRというと多くの方が、『レジスターを日本に持ってきた会社』と思われているが、実は、NCRが日本に持ち込んだのはレジスターという製品ではなく、小売業をセルフサービス型にしたスーパーマーケットというビジネスモデル。70年前にスーパーマーケットというビジネスモデルを持ち込み、それ以外にも日本初となるものをいくつも持ってきた」と述べ、日本に新しいビジネスモデルを持ち込む役割を果たしたという、NCRの特性をアピールした。

“RUN the X” ビジネスの展開イメージ