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スマホOFF 趣味を楽しみデジタルデトックスを実践

手放せないんです…(Getty Images)

スマホOFF 趣味を楽しみデジタルデトックスを実践

忙しく働くビジネスパーソンにとって、スマートフォンやPCは働き方の自由度を格段に高めたアイテムです。いつでも、どこでも、誰とでもコミュニケーションがとれるため、業務だけではなく日常生活にも欠かせません。【写真】ドライアイに効くツボしかし、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブス氏が、自分の子どもにiPhoneやiPadを使わせなかったのは有名な話です。子どもだから与えなかった、という理由だけではないでしょう。大人でもスマホが発するブルーライトの影響などで睡眠に悪影響が出たり、何時でも仕事の連絡を受けてしまうことへのストレスを感じたりしている人がいます。2020年に厚生労働省主導で実施した調査によると、ある医療機関の精神科の初診患者の9割がスマホ依存症でした。世界的ベストセラーになった『スマホ脳』(新潮新書)では、便利さと引き換えになっている負の側面を、研究結果とともに紹介しています。それでも、スマホやPCを手放すことがなかなかできない社会的背景を受けて、関心を集めているのが『デジタルデトックス』です。

好きなことや自分の時間に没頭する(Getty Images)

デトックスと聞くと、食事を摂取せずに一定期間を過ごすファスティングを思い浮かべる方もいるでしょう。デジタルデトックスとは、デジタル機器を使わずに一定の時間を過ごすことを意味します。このデジタルデトックスを組み込める趣味としておススメしたいのが、ゴルフとサウナです。ラウンド中や往復の車内では、スマホに触れる時間がグンと減ります。また、木々や芝生など眼に優しい緑色に囲まれているため、眼精疲労が癒されると感じる人もいるでしょう。せっかくなので、スマホをロッカーに置いてラウンドに出るのはいかがでしょうか。また、「ととのう」という用語で人気のサウナも、スマホから距離を置けます。リラックス効果や血行促進、自律神経の調節力を高める効果とともに、入室時はスマホを手放せます。ゴルフ→サウナというルートをたどれば、趣味を楽しみながら、日中の活動時間すべてでデジタルデトックスが可能なのです。(健康経営アドバイザー・平井孝幸)

最終更新:ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)